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ただ一緒に居たいだけ
第12章 お別れの筈なのに

翌朝、起きてシャワーを浴びてから、
昨夜のスープを温めてゆっくり飲んだ。
慎吾さんからおはようのLINEが来たので、
飲みかけのスープの写メを送ってみた。
お洗濯や簡単な掃除を済ませてから、
エブリンを斜め掛けにしてタクシーで品川駅に向かった。
待ち合わせのカフェに入ると、
既にルカさんは座っていた。
紅茶を頼んで、
「ごめんなさい。
待ちました?」と訊くと、
「いいえ。
私が早く着いただけなので」と言った。
コーヒーと紅茶が置かれる。
私は黙って、
ルカさんが話し始めるのを待った。
「あの…。
ジュリさんを…慎吾さんを解放してください」
と言われて、
何のことだろうと思ってしまう。
「えっ?」
「そうやって、おっとりとぼけた顔で振り回してるんですか?」
「えっと、何ですか?」と言ってみる。
「45歳のオバサンなんでしょ?
慎吾さんのこと、誘惑して、
恥ずかしくないんですか?
もうコドモだって産めないくせに!」
「誘惑?」
「その大きい胸でも押し付けたんですか?
それとも、押し倒した?」
「はっ?」
「慎吾さん、
あなたに夢中で、
年齢差とか、気になるのかなとか、
私に相談するの。
本当にイラっとしたから、
一昨日、酔ったフリして、
ラブホに行って、
慎吾さんとセックスしましたよ?
しかも、生で。
3回くらい、しちゃったから、妊娠してるかも。
そしたら、ちゃんと慎吾さん、
私に譲ってくださいね?」と一気に言われて、
クラクラしてしまう。
「えっと、話はそれだけですか?」
と私が言うと、
少しポカンとした顔をする。
「私と慎吾さんは、
別に付き合ってる訳ではないですよ?
仰る通り、45歳のオバサンですしね?
他に何か、お話、ありますか?
なかったらもう、良いかしら?」
と言うと、
私は伝票を手にレジに向かった。
心の底から疲れてしまった。
でも、そんな時はお料理かなと思って、
スーパーで食材を買って帰宅した。
昨夜のスープを温めてゆっくり飲んだ。
慎吾さんからおはようのLINEが来たので、
飲みかけのスープの写メを送ってみた。
お洗濯や簡単な掃除を済ませてから、
エブリンを斜め掛けにしてタクシーで品川駅に向かった。
待ち合わせのカフェに入ると、
既にルカさんは座っていた。
紅茶を頼んで、
「ごめんなさい。
待ちました?」と訊くと、
「いいえ。
私が早く着いただけなので」と言った。
コーヒーと紅茶が置かれる。
私は黙って、
ルカさんが話し始めるのを待った。
「あの…。
ジュリさんを…慎吾さんを解放してください」
と言われて、
何のことだろうと思ってしまう。
「えっ?」
「そうやって、おっとりとぼけた顔で振り回してるんですか?」
「えっと、何ですか?」と言ってみる。
「45歳のオバサンなんでしょ?
慎吾さんのこと、誘惑して、
恥ずかしくないんですか?
もうコドモだって産めないくせに!」
「誘惑?」
「その大きい胸でも押し付けたんですか?
それとも、押し倒した?」
「はっ?」
「慎吾さん、
あなたに夢中で、
年齢差とか、気になるのかなとか、
私に相談するの。
本当にイラっとしたから、
一昨日、酔ったフリして、
ラブホに行って、
慎吾さんとセックスしましたよ?
しかも、生で。
3回くらい、しちゃったから、妊娠してるかも。
そしたら、ちゃんと慎吾さん、
私に譲ってくださいね?」と一気に言われて、
クラクラしてしまう。
「えっと、話はそれだけですか?」
と私が言うと、
少しポカンとした顔をする。
「私と慎吾さんは、
別に付き合ってる訳ではないですよ?
仰る通り、45歳のオバサンですしね?
他に何か、お話、ありますか?
なかったらもう、良いかしら?」
と言うと、
私は伝票を手にレジに向かった。
心の底から疲れてしまった。
でも、そんな時はお料理かなと思って、
スーパーで食材を買って帰宅した。

