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この世は金で回ってる。
第4章 山姥
 気持ちよかったならもっとしてあげよう。
 まるで飴玉でも舐める様に舌先を上下左右に動かす。
 背筋を這ってた万の蟻は集まり巨人の手になって脳ミソを鷲掴み激しくシェイクする。
 気持ち悪い。
 気持ち悪い。
 気持ち悪い。
 気持ちいい。
 気持ち悪い。
 気持ち悪い。
 気持ちいい。
 2つの相反する気持ちがカクテルの様に一つに混ざり合う。
 気持ち悪いは気持ちいい。
 「ハアァ~ン。」
 受け入れたとたんスイッチが入ったのだろう。
 綱手の喘ぎ声が響く。
 「気持ちいいのか?」
 「はい。ご主人様。」
 譫言のような返事。
 だが性的興奮を感じている事は間違いない。
 まるで小便を我慢するみたいに合わせた膝をモジモジさせながらも秘裂からツ~っと粘液を滴らせる。
 それを絡め取った指で固く閉じられた大陰唇を開く。
 むわっと蒸れたメスの薫りが立ち上がり俺の手を大量の愛液が汚す。
 濡れた指先で秘裂を探索し膣口を探し当てると中指の第一関節だけそっと挿入る。
 処女膜にも触れない浅い挿入。
 痛みはないが異物が胎内に入ったの違和感。
 だが綱手の身体は既に学習してしまっている。
 気持ち悪いは気持ちいい。
 生まれて初めて挿入された異物。
 俺の指を膣口を締め付けて歓迎してくれる。
 お礼に親指で秘裂の頂点に鎮座する米粒程のクリトリスを撫で回す。
 小6にもなればオナニーくらい日常的にしているだろう。
 慣れ親しんだ快感が脳を痺れさせる。
 オマンコ、クリトリス、乳首、眼球。
 くそ!
 手が足りない!
 指が足りない!
 舌が足りない!
 今ほど手や頭が沢山ある仏像を羨ましく思った事はない。
 まあ、無い物ねだりしても仕方ない。
 今は使える物は全て使わなければ。
 そう。
 全てだ。
 愛撫を中断し手を離すと綱手は糸の切れたマリオネットの様に床に崩れ落ちる。
 荒く肩で息をしている白い肢体を見下ろしながら服を脱ぎ去る。
 股間で妖刀菊一文字が湯気を上げて反り返っている。
 今宵の菊一文字は破瓜の血を求めている。
 局長の台詞をもじりながらほくそ笑む。
 まだ意識が朦朧としている綱手の肩をおして仰向けに倒す。
 だらしなく開脚した股に躙り寄る。
 亀頭が秘裂に触れる。
 その瞬間女の防衛本能だろうか?
 綱手の目に光が点る。
 「嫌ァ~!」
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