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この世は金で回ってる。
第4章 山姥
 床に崩れ落ちジワジワと熱と痛みを覚える頬にそう思い付くまで数秒掛かる。
 自然と涙が溢れてくる。
 「いつまで座ってる?立て!」
 髪の毛を鷲掴みにして無理矢理立たせる。
 「脱げ!」
 再度の命令にも反応出来なかったがゆっくりと右手を振り上げて見せるとビンタの痛みを思い出したのか恐怖に顔を歪めてTシャツの裾に手をかける。
 ノロノロ。
 裾が上がり白い腹が見え続いて薄水色のスポーツブラが現れる。
 首からTシャツが抜けると恥ずかしそうにそれで胸元を隠そうとするが
 ピシャッ!
 手の甲を叩かれTシャツを落として気付けする。
 まったく。頭の悪い犬だ。
 「脱げ!」
 苛立ちを隠さない三度目の命令に綱手は慌てて膝丈のスカートのサイドファスナーを下ろし支えの無くなった布を床に落とす。スカートの下は小さなイチゴが散りばめられた女児用パンツだ。
 スポーツブラ、パンツ、靴下という下着姿になったところでまた手が止まる。
 ピシャッ!
 今度は太股に紅葉が浮かぶ。
 嗚咽を溢しながら綱手の手がブラの裾にかかる。
 え?
 ズリズリ。
 ブラを下にずらしていく。
 へぇ。
 Tシャツみたいに上から脱ぐんじゃないんだ。
 変な事に感心している俺の目にカップから飛び出した双丘が飛び込んできた。お椀型の慎ましい膨らみ。ピンク色の小さな乳輪と小粒の乳首。
 成長過程の瑞々しいオッパイ。
 ブラを足から抜くのに前屈みになってもあまり、揺れない。
 ブラを脱ぎ終わると小さく息を一つ飲んで手をパンツのウエストゴムにかける。
 もうどうにでもなれ!
 とやけっぱちになったのか一気に引き下ろし足首から抜く。
 手の中で丸まった小さな布を床に置こうとする。
 「よこせ!」
 短くも鋭い命令に反射的に手を伸ばし布を献上する。
 渡された布を広げ裏返す。
 股布にほんのり染みがついている。
 それを鼻につけスンと臭いを嗅ぐ。
 汗と尿と少女特有の乳臭い臭いが混じった物が鼻腔から気道を通り肺を満たす。
 「嫌!」
 小さな悲鳴が上がる。
 「なんだその目は!」
 非難めいた視線を送る少女の胸を鷲掴む。
 固さと柔さかの黄金比。
 ゴム毬みたいな感触。
 全裸で胸を揉まれるという異常事態に後退りするが生憎そこは壁。行き止まりだ。
 「いいか!ここでは俺の命令は絶対だ!死にたくなかったら逆らうな!」
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