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シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング3      大原本部長と佐々木ゆかり部長
 103 判明

「ま、いいか、大原くんならな…」 

 山崎専務はそう呟き、そして、ふと、苦笑いをしながら話しをしてきたのである。


 それは…



「実は…」

「甥っ子なんだよ…」
 ニヤリと笑う。

「あっ…」

 甥っ子なんだよ…
 と、そう山崎専務が言った瞬間に、私はハッと閃いたのだ。

 あっ…

 何のヒントも、情報も全く示されなかったのだが、なぜか、ハッと閃いたのである。


「た、武石健太っ…」

 私は思わずその閃きを呟いたのだ。

「うむ…」
 山崎専務はニヤリと笑い、頷く。

 やはり…
 私は今日の昼間、一瞬だがこの武石健太と、越前屋朋美の二人の顔が浮かんだのだが、まるで山崎専務との接点が想像もつかなかったので、早々に二人の存在は消去したのだ。

 だが、甥っ子とは…

 苗字も違うし、まるで想像もつかなかった…



「弟の息子でな…」
 山崎専務の実弟の息子なんだそうである。

「実は約5年前に弟は離婚して、奴は、健太は…」
 別れた弟の妻に引き取られ、その元妻の旧姓に変わったのだが…

「私には一人娘しかいないもんだから、弟と別れてからも私は健太を可愛がっていたんだ…」
 
 …だが、やはり弟と別れたから弱冠、疎遠にはなってしまった。
 そしてそう、約半年前位かな、偶然に本社の玄関前でばったり、本当に偶然に健太に会ったんだよ。
 そしたら自分の力で我が社に自力で入社していて、なかなかの営業実績を上げてキャリアアップしていたという訳さ、ほら、少し疎遠になっていたから入社していた事さえ知らなかったんだ。
 疎遠気味になって、その間、数度程は顔は見たが、我が社に入社したことは本人が話してこなかったから私は本当に知らなかったんだ。
 ところが、そう、三カ月前位かな、突然私を訪ねてきて、
 この『新規事業プロジェクト』に入れて欲しいと頼んできたんだ。
 どうやら例のあの女部長の大学時代からの後輩だというし、その大学時代から彼女の事を尊敬していたから、是非、彼女の元で仕事がしたい…と、言ってきたんだよ。

 そこで私は奴の、健太の調査をすると、実に優秀で、実力で既に総合職の地位にいた、だから私は、まあ…

「色々と都合が良いかな、という意味も含めてさ、今回送り込んだって訳さ…」





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