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シャイニーストッキング
第1章  和哉
 29 夢の続き ④

 昨夜は明け方まで眠れなかった。
 
 シャワーを浴びながら夕方の和哉くんとの逢瀬の余韻のせいで久しぶりにしてしまったオナニーで、なんとか心の昂ぶりとカラダの火照りを落ち着かせ、主婦としてのやるべき家事を済ませると、23時近くに疲れて不機嫌な顔をした旦那が帰宅した。
 そして旦那はいつものようにさっさと用意した簡単な夕食を済ませ、シャワーを浴びて缶ビールを手に自分の寝室に入ってしまう。
 結婚して六年、半年前に私が原因で子供が出来ずらいと分かってから私達は寝室が別になり、会話も必要最小限の関係になってしまった。
 旦那を愛していないわけではない、だがいつの間にか私達の間には徐々に見えない溝が広がり始めていたのだ。

 寂しかったのだ…
 きっとそんな心の隙間に和哉が入ってきたんだと思う、そうでなければ昨日のことに対して自分に言い訳ができない。
 
 あんなひと回りも年下のまだ高校生の子供に、ましてや私のタイプでもないし、それにプライベートな会話なんか殆どしたこともないのに…

 なのに…

 寝酒に飲んでた赤ワインの酔いもあったかもしれない、してしまったことの重要さに心がザワザワと揺れ動く、そしてなんとか眠ろうと目を閉じれば和哉の顔が、清潔感のある唇が、震えていた指先が、そしてまだまだ汚れのない薄いピンクの綺麗な肉茎が、まぶたの裏に浮かんでは消えていた。
 そして赤ワインの酔いの鼓動が隠れていた私の淫らな想いを呼び起こし、再び子宮の疼きを感じてきた。

 ああダメ、また…
 
 淫らな疼きに導かれ、指先をショーツの隙間に忍ばせ
 あ、濡れてる…

 その指先で疼きの根源であるクリトリスを弄る。
 膣の壁が震えた。

「あっ…」
 閉じてるまぶたの裏に和哉の顔が浮かび上がり

 なんで、なんで和哉くんなの…
 と、動揺しながらも自分の指が和哉の指に想いを重さねて、和哉の指先がクリトリスを転がしてるかのように弄っていく。

 「あんっ、んん…」
 痺れるようなクリトリスの快感がズキズキと膣内を疼かせ、子宮の奥から絶頂感が溢れ出て全身を震わせてきた、そして
 「あんっ、くっ、イクっ…」
 小さく絶頂の悲鳴を上げ、その瞬間、今日のあの時の和哉の快感と動揺で揺れ動いていた顔が浮かび上がってきた。

 私は寂しかったのだ、だから…
 
 
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