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シャイニーストッキング
第20章 もつれるストッキング4     律子とゆかり
 150 昂ぶりの衝動(9)

 そんな二つの人格が心の中でせめぎ合いの抗いを繰り返し…
 そしてそれは大原浩一というオトコにも伝わりつつあった。


 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ヌチャ、ニチャ、ヌチャ、ニチャ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ヌチャ、ニチャ、ヌチャ、ニチャ…

「はぁっ、っん、あっ、はぁっ、はぁ」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ヌチャ、ニチャ、ヌチャ、ニチャ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ギシッ、ギッ、ギッ、ギッ、ギッ…

 ギッ、ギッ、ギッ、ギッ、ギッ…

「んん、っあっ、こ、浩一ぃぃ」

 迫りくる絶頂感に、更に腰の上下動の激しさを表すソファの軋み音のピッチが上がっていく。

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ギシッ、ギッ、ギッ、ギッ、ギッ…

 ギッ、ギッ、ギッ、ギッ、ギッ…

「はぁ、はぁっ、はぁっっく、うぅ」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ギシッ、ギッ、ギッ、ギッ、ギッ…

 ギッ、ギッ、ギッ、ギッ、ギッ…

 そして…

 ズキン、ズキズキズキズキ…

 ズキズキズキズキズキズキズキズキ…

 子宮が、激しい絶頂感の昂ぶりに疼きを高め、増してきてくる。

 ズキズキズキズキズキズキズキズキ…

 ギッ、ギッ、ギッ、ギッ、ギッ…

「はぁ、や、ん、あ、ダメっ、あぁ…」

 ズキズキズキズキズキズキズキズキ…

 そして迫りくる絶頂感という大波の昂ぶりが…
 ついに、かろうじて律している人格を、いや、本来のいつもの自分という存在が…
 完全に絶頂感を欲する想いの誘惑に飲み込まれ、消えつつあった。

 ズキズキズキズキズキズキズキズキ…

「あん、やっ、んっ、だ、ダメっ、んあぁぁぁ…」

 そして最後の抗いの叫びを…

 いや、それは叫びだけ、声だけの弱々しい抵抗、抗いの叫びといえ…

 ギッ、ギッ、ギッ、ギッ、ギッ…

 ギッ、ギッ、ギッ、ギッ、ギッ…

 その絶頂感を自ら上下動により迎えようと、更に激しく動かし…

「っんあっ、っくうぅぅぅぅ…………」

 ついに、激しい、より激しい絶頂感を迎え…

「っくうぅぅぅぅぅぅぅ………………」

 再び、意識を翔ばしてしまう。


「ぅぅぅ………………………………」




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