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シャイニーストッキング
第15章 絡まるストッキング9     美冴とゆかり
 233 ビアンな昼(6)

 グチュ、ニュチュ、ニュチャ…

「はぁ、ぁぁ…んんっ……」

 わたしは再び、快感の海に沈んでいく…

 グチュ、ニュチュ、ニュチャ…

「はぁっ、っんくっ、や、あ、ま、また、またぁ…」
 ゆかりの指先が中の上部のシコリみたい壁を突いた瞬間であった…
 瞬く間に三度目の絶頂感の大波にさらわれ、そして快感という海の底に沈んでいく。

「はぁぁ、んん…うぅ……」
 全身の力が抜け、ベッドの上で惚けてしまう…

「はぁぁ、はぁ、はぁ…」
 そしてゆかりはそんなわたしを抱き寄せキスをしてくる。

 心が震え…
 ズキズキズキズキ…
 子宮が激しく快感で泣いてくる。

「は、み、みさえぇ…」
 夢中になって舌先を貪ってくる。

 終わりの歯止めが無くなっていた…

「あぁ…」

 あぁヤバい…
 どうにかなりそう…
 ズキズキと疼き過ぎて痛いくらいだわ…

「あ、は、ゆ、ぁ……」
 ゆかりの激しいキスで、言葉が出ない…

 あぁぁ…
 再び手が乳房をまさぐる…

 終われないのだ…

 あぁ…ぁ、ヤバ…い…



 ブー、ブー、ブー、ブー…
 その時、ゆかりの携帯電話が再び着信した。


「ん?…」
 その携帯電話のバイブの震動音に気付き、ようやく唇を離した…

「…ああ、まただわ、誰かしら…」
 ゆかりはそう呟きながらリビングに置いてあるバッグへと歩いていく。
 そしてわたしはベッドの上で快感で朦朧となりながら、歩いていくその後ろ姿を眺める。

 あぁなんてきれいな後ろ姿…

 スッと伸びたたるみない背中…

 キュッとしまったウエスト…

 カタチの良いお尻…

 そして長く美しい脚…

 大原本部長が夢中になるわけだわ…

 そして何気なく時計を見る…

 午前11時半…

 ゆかりのマンションに着いてからまだ30分しか経っていない…

 わたし達は、この僅か30分の間に激しく昂ぶり、愛し合い…
 ゆかりが二回、わたしが三回と、瞬く間に絶頂したのだ。

 なんて…

 なんて激しさだ…

「あぁ、まただわ…どうしよう…」
 リビングで、おそらく携帯電話を手に取りながらゆかりがそう呟いていた。

 また、さっきの…

 知らない番号からの着信みたいだ…


「もしもし…佐々木ですが…」

 そしてゆかりは…
 とうとう電話に出る。



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