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シャイニーストッキング
第15章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり

225 シャネルの残り香…
「ただ…
ただね、なんか、最近ね…
あぁ、どうしよう…」
言おうか…
言うまいか…
心が揺れてしまう。
果たしてこんなことを美冴さんに話して…
呆きられないか…
嫌われないか…
いや、笑われないか…
ああ…
どうしよう…
すると美冴さんは触れている手をギュッと握り、優しい目で微笑みかけてくれる。
「どうかした?…」
ああ…
その美冴さんの優しい言葉に心が震え、揺れてしまう。
「え…、うん、あ、あの…」
「うん…」
「なんかね…最近ね…」
そしてわたしは彼の、大原浩一本部長の銀座のクラブ通いの話しをしていく…
「山崎専務からの誘いがほとんどなんだけどね…
ただ…」
そう、彼の銀座通いはほぼ山崎専務からの誘いでしか行って居ない…
と、わたしは把握しているつもりであるのだが。
「でもね、最近ね、銀座の次の日の、ううん、朝はね…」
決まって『シャネル』の残り香がするの…
「殆ど、ほんの微かな残り香なんだけどね…」
ああ、ついに言ってしまった…
「シャネル…」
「うん…銀座のお姉さんの香水みたいなんだけどね…」
「うん…」
だが、美冴さんは真剣に話しを聞いてくれている。
「本当に微かな香りなの…
いや、普通は気が付かないレベルの本当に微かな…」
わたしは、一応、サラリーマンの、いや、男の世界には色々あるって理解はしているつもりだし…
本当に微かな香りだったからそれ程気にはならなかったのね…
「本当に…ね」
「うん…」
「でもね…ここ約二週間くらいからかなぁ…
なんとなく…
なんとなくね…」
そのシャネルの残り香が、ほんの少しだけ…
強く…
ううん…
きつくなった……の…
「ただ…
ただね、なんか、最近ね…
あぁ、どうしよう…」
言おうか…
言うまいか…
心が揺れてしまう。
果たしてこんなことを美冴さんに話して…
呆きられないか…
嫌われないか…
いや、笑われないか…
ああ…
どうしよう…
すると美冴さんは触れている手をギュッと握り、優しい目で微笑みかけてくれる。
「どうかした?…」
ああ…
その美冴さんの優しい言葉に心が震え、揺れてしまう。
「え…、うん、あ、あの…」
「うん…」
「なんかね…最近ね…」
そしてわたしは彼の、大原浩一本部長の銀座のクラブ通いの話しをしていく…
「山崎専務からの誘いがほとんどなんだけどね…
ただ…」
そう、彼の銀座通いはほぼ山崎専務からの誘いでしか行って居ない…
と、わたしは把握しているつもりであるのだが。
「でもね、最近ね、銀座の次の日の、ううん、朝はね…」
決まって『シャネル』の残り香がするの…
「殆ど、ほんの微かな残り香なんだけどね…」
ああ、ついに言ってしまった…
「シャネル…」
「うん…銀座のお姉さんの香水みたいなんだけどね…」
「うん…」
だが、美冴さんは真剣に話しを聞いてくれている。
「本当に微かな香りなの…
いや、普通は気が付かないレベルの本当に微かな…」
わたしは、一応、サラリーマンの、いや、男の世界には色々あるって理解はしているつもりだし…
本当に微かな香りだったからそれ程気にはならなかったのね…
「本当に…ね」
「うん…」
「でもね…ここ約二週間くらいからかなぁ…
なんとなく…
なんとなくね…」
そのシャネルの残り香が、ほんの少しだけ…
強く…
ううん…
きつくなった……の…

