この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 253 大原本部長との電話(33)

「あっ、ええ、なんか5年振りに偶然再会して、すぐ近所に住んでいて…
 でも優しくて、いい人なんですって…
 それでストーキングの心配も無いし、お友達も決して嫌いで別れた訳では無いから、この再会をどうしようか?…
 みたいに相談されたんです」

『そうなんだぁ…
 だが、私には何となく危険に感じるけどなぁ』
 彼は、そう言ってきた。

 確かに、一理ある…のだが

「ええ、でも…ほら…
 あくまでも、もしもの流れの時にどうしようか?…
 みたいに相談されたお話しですから…」
 そう簡単に説明をする。


『あ、そうなんだ』

「はい、そうなんです…
 それで、わたしだったらヤらせちゃうって…
 それでお互いにスッキリできるならば…って感じです…」
 更に、そう説明をしていった。

 だが…

 これはあくまでも建前であって…

 そんな簡単な事では無い…
 と、今夜、杉山くんとの絡みで、痛い程に良くわかったのである。

 だからわたしは、少しだけ心が痛んだ…

『なるほどなぁ…』
 すると、彼はそう、しみじみと呟いてきたのだ。

 うん?…

 わたしはそんな彼の、納得気味な呟きに、一瞬、少しだけ違和感を感じたのだが…

 だが、それは考え過ぎだろう…
 そう想い直したのであった。


 だって、まだ、午前0時なのよ…

 仮に、万が一があったてしても、時間的に早過ぎるのだ…
 と、わたしの勘が、女の勘が、そう囁いてきたのである。

 それに、疑ったらキリがないし…

 それに…

 それに…

 今夜のわたしは、そんなツッコミをできる筋合いではないのだ…

 だが…

 いちおう…

 楔は打っておかないと…そう思った。

「わたしなら、今後の怖さがなければ…」

『え…』

「ヤらせちゃう…かもです…よ」
 
『えっ…』

 それは、いつまでもわたしのことを放っておいたら…
 と、いう、わたしからのメッセージの意味をも込めて、そう言ったのである。

 実際、今夜だって、ひとつ間違えば…

 彼を裏切っていたかもしれなかったのだから…


『あっ、うん、いや、あと少しだ…
 15日には間違いなく帰るから…』
 と、彼は慌ててそう言ってきた。

「あ、はい、分かってます…
 待ってます…から…」

 待ってますから…




/2701ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ