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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 252 大原本部長との電話(32)

 わたしのお友達…

 それは、蒼井美冴さんしかいない…

 そして、その美冴さんと話しをした…
 それはつまりは、一昨夜の美冴さんとの電話のあの会話がスッと脳裏に浮かんできたのである。

「ええとぉ、元カレのお話しでぇ…
 しつこかったらヤらせちゃえって…
 ヤらせちゃえば大人しくなるからって…感じです」
 つい、そう話してしまったのだ…

 元カレに…

 ヤらせちゃえって…

『え、あ、そうなんだ…』

 確かにウソではなく本当にそう話したのだが…
 彼からは、わたしから突然そんな言葉を聞いたから、一瞬、驚いたような感じが伝わってきたのである。

「あら、まさか…」
 わたしはそんな彼の反応に、ツッコミを入れた。

『え、な、なに…』
 すかさず彼は動揺の声音を上げてくる。

「うふ、冗談ですよ…
 本部長があまりにも敏感に反応してくるから少し揶揄いました」
 と、わたしは笑いながら言った。

『もうそんな揶揄うなんて、やめてくれよ』
 すると、そう弱々しく言ってきたのである。

「でも、高校生までそっちにいたんですから当然、元カノの1人や2人はいますでしょう?」
 完全にわたしは揶揄いモードに入ってしまう。

『え、あ、ま、まあ、そりゃあ…』
 彼は、更に動揺した声音をしてくる。

 でも、彼の事だ、本当に元カノの1人や2人は当然いた、いや、いたには違いない…
 そう、本当に思ってはいた。


「でも、この時間に電話を頂けたんで…
 さすがに本気で疑ってはいませんから、うふふ…」
 と、あまり弄っても仕方ないし、逆に、今夜に限っては、わたし自身が他人の事を、いや、彼の事をとやかくは言えないし、言う資格もない…
 と、そう、思ったのだ。

 この時間ならば…

 午前0時…

 確かにセーフの時間よね…

『そ、それにしてもヤらせちゃえば…ってとは?
 穏やかじゃない様な気がするけど…』
 と、彼は話しの矛先を変えようとなのか、そう言ってきたのである。

「あっ、ええ、なんか5年振りに偶然再会して、すぐ近所に住んでいて…
 でも優しくて、いい人なんですって…
 それでストーキングの心配も無いし、お友達も決して嫌いで別れた訳では無いから、この再会をどうしようか?…
 みたいに相談されたんです」




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