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シャイニーストッキング
第13章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一
 205 愁いと憂い

 ワンコール…

 どうやらそこにきよっぺの複雑な想いが隠れている様に感じていた。

 そしてザワザワが増してくる。

 きよっぺ…

 さっきのノンもそうだったのだが、きよっぺも昔より遥かに艶やかな、魅力溢れる良い女になっていた。

 そしてその艶気の魅力が私の心をより魅了し、魅せたのだ…
 そのせいもあって、なんとさっき、思わぬ流れでノンへの愛が再燃してしまい、あろうことか抱いて、愛してしまったのである。
 しかしノンは彼女なりにこの約20年の間に色々とあったであろうが、やはりノンは昔の明るい、私があの当時愛して止まなかった『希望ののぞみ』のノンそのものであったのだ。
 
 だが…
 このきよっぺは少しだけ違っていたのである。

 一昨夜…
 私にとっては27年間以来の青春時代の忘れモノを取り返せたという想いを遂げられ、そして感動すら感じたのであった。
 だが、やはり人生色々で、きよっぺにとってもこの私と再会する約20年という間に様々な出来事を経験し、そしてあげく離婚をし、セカンドバージンといえる私との逢瀬は約10年間のセックスのブランク、つまり空白の時間があったそうなのだ。
 そしてその約10年間のセックスレスという事実は、彼女の中では私には想像も付かない様な、色々な事があったのであろうと感じられた。
 更にもう一つ驚いた事は、男性経験が私と元旦那の二人しかいなかったという事実である。

 おそらく私がそれらを鑑みたせいもあるのだろうが、ノンときよっぺは正反対、つまり、明と暗に感じられてしまったのだ。
 だからといって決してきよっぺが暗く感じるという訳ではなく、なんというかそれは…
『愁い、憂い…』
 と、いう想いの感情であった。

 きよっぺからはそんな艶気の魅力の裏にその『愁い、憂い…』という想いを感じ、それが更に私の心を刺激してきて余計に魅了されてしまっているようなのだ。

 そして特にこの『愁い、憂い…』という感情…
 つまりは、悲しみや、憂鬱等の意味を表すこの想いは、以前からあの律子からも感じている想いであり、律子ときよっぺの共通点といえた。

 だが、そんなこの『愁い、憂い…』  という感情はよりきよっぺから強く感じてきており、このワンコールからはそんな彼女の想いや感情がひしひしと伝わってきていたのである…

 


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