この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャイニーストッキング
第13章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一
 46 大人の女の魅力

「あの頃はさぁ…」
 そしてきよっぺが、堰を切った様に話しをしてきた…

 あの頃はさぁ、そんなイラついたり、イラつく仕草をしているコッペがさぁ、可愛くて、可愛くて仕方がなかったのよねぇ…
 
「そしてそれが大好きだったし、止められなかったのよ…」
 
「可愛く…て」
「うん…、わたしの中でのコッペは、総じて可愛いい…だったの」

「マジかぁ…」
 予想外の彼女の言葉に、少し言葉を失くしてしまっていた。

 まさか、可愛いいなんて言われるなんて想いもしなかった…

「可愛くて、全部が大好きだったの…」
「そ、そうなんだ…」

「うん…、でもね」
 彼女はそう言って、また、私の顔を見つめてくる。
 そして私はすっかり彼女の目に魅せられてしまっていた。

「今も…、今もコッペはコッペ、変わらずに可愛いいわ」

「うっ、えっ…」
 なんと、そんな言葉を言ってきたのである。

「可愛いいって…そ、それは…」
「うん、可愛いいわ、堪らない」

「あ、いや…」
 言葉に詰まってしまう。

 ちょっと待てよ、お、おれは、私は40歳だぞ…
 思わず心でそう叫んでしまった。

「可愛いいって…言われない?、いや、言われるでしょう?」

 あっ…
 私は、ハッとする。

 確かに、ゆかりにも…
 美冴にも…
 律子にも云われた…
 そして越前屋にも…
 そんな想いが顔に出たようであった。

「ほらぁ、図星みたいねぇ」
 そう微笑みながら言ってくる。

「その歳で可愛いいなんて云われるなんて…
 逆に大人の男の艶気の…、
 ううん、すごく魅力的な証拠よ…」

「あっ、いや…」
 私はまた再びドキドキと騒めいてきていた。

「大好き…」
 そして彼女は、そう私を見つめて囁いてきたのだ。

 うわぁ…

 そう囁いたきよっぺのその笑みを浮かべたその顔が、一瞬にして妖艶な笑みに変わったのである。

 きよっぺ…

 懐かしい、昔のままの、15歳の大好きだった可愛いいきよっぺが…

 42歳になった…

 成熟した…

 そして妖艶な…

 魅力溢れる…

 大人の女の『本田きよみ』に変わった…のであった。






/2709ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ