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シャイニーストッキング
第13章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一

40 あのお店
今、現実に、隣に居る、20年振りに再会したきよっぺはあまり昔と変わらなく魅力的であった。
いや、美しく、魅力的に老けているといえた。
つまりは自然に美しいのである…
そんな想いをしながら、つい、彼女を見てしまっていた。
「もお、やだわ、なに、そんなに見てるのよぉ」
恥ずかしそうに言ってくる。
「あ、いや、そ、その…」
そしてつい口籠もってしまう。
ダメだぁ、すっかりあの頃に戻ってしまった…
思いもしなかったきよっぺとの20年振りの再会に、すっかり気持ちが上ずってしまい、いや、上ずったままであったのだ。
「あっ、そうだ」
すると彼女は、パッと明るい顔をして呟いた。
「ねぇ、あそこ、あのお店覚えてるかなぁ」
「え、お店?」
いきなりの質問である、だが、すぐに分かった。
「うん、そう、あそこ…」
「わかった、オアシス」
「オアシスよ」
そして二人同時にハモったのだ。
忘れる筈がない…
オアシス…
あの付き合い初めの、当時13歳だから今から約27年前、よく二人で通った
『カフェバー オアシス』
当時は昼間喫茶店で夜がバーで、もちろん昼間しか通ってはいなかったが…
「ほら、あの頃さぁ、大人になったら、お酒が飲める様になったら来たいね…ってよく話してたの覚えてる?」
「あ…、うん、覚えてる」
本当に覚えていた、いや、忘れる筈がない…
今、現実に、隣に居る、20年振りに再会したきよっぺはあまり昔と変わらなく魅力的であった。
いや、美しく、魅力的に老けているといえた。
つまりは自然に美しいのである…
そんな想いをしながら、つい、彼女を見てしまっていた。
「もお、やだわ、なに、そんなに見てるのよぉ」
恥ずかしそうに言ってくる。
「あ、いや、そ、その…」
そしてつい口籠もってしまう。
ダメだぁ、すっかりあの頃に戻ってしまった…
思いもしなかったきよっぺとの20年振りの再会に、すっかり気持ちが上ずってしまい、いや、上ずったままであったのだ。
「あっ、そうだ」
すると彼女は、パッと明るい顔をして呟いた。
「ねぇ、あそこ、あのお店覚えてるかなぁ」
「え、お店?」
いきなりの質問である、だが、すぐに分かった。
「うん、そう、あそこ…」
「わかった、オアシス」
「オアシスよ」
そして二人同時にハモったのだ。
忘れる筈がない…
オアシス…
あの付き合い初めの、当時13歳だから今から約27年前、よく二人で通った
『カフェバー オアシス』
当時は昼間喫茶店で夜がバーで、もちろん昼間しか通ってはいなかったが…
「ほら、あの頃さぁ、大人になったら、お酒が飲める様になったら来たいね…ってよく話してたの覚えてる?」
「あ…、うん、覚えてる」
本当に覚えていた、いや、忘れる筈がない…

