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シャイニーストッキング
第12章 絡まるストッキング6      和哉と美冴2
 81 第二の肌

 僕は、目の前の美冴さんの魅惑のストッキング脚の爪先を唇に含んだ。

「はうっ、っんっ…」
 その爪先を唇に含んだ瞬間、美冴さんはそう小さく喜悦の喘ぎを上げ、ビクッと脚を、爪先を震わせた。
 そして僕の心も、愉悦と、歓喜の昂ぶりに震えたのだ。

 ああ、これだっ、この香り、この感触だぁ…

 僕の心の中で五年間という時間に抱えていた、モヤモヤとしていたストッキングラブな性的嗜好の欲求不満というフラストレーションが一気に解消される。
 そして僕はその爪先をしゃぶりながら手を伸ばし、もう片方のストッキング脚を撫でて、愛撫していく。

 ああ、脚が濡れている…

 そうなのである、美冴さんの脚は、感極まるにつれ、しっとりと濡れてくるのである。
 そしてその濡れるという事により、その脚の湿り気をストッキングのナイロン繊維が吸い取り、より密着して一体化し、ストッキングのナイロン繊維が第二の、もうひとつの肌と化すのであった。
 その肌触り、感触がまた心地良く、そしてフェチ嗜好の心を魅了して止まないのである。

 これだ、この肌触りだぁ…

 この肌触りと感触は、未だかつて美冴さん以外に感じた事はなかった。

 ああ、堪らない…
 この感触、肌触りの感激に心が震えていた。

 これが欲しかった、これをずっと欲しかったのだ…

 僕の手は、ゆっくりとふくらはぎから膝の内側を愛撫しながらスカートの中へと伸びていく。
 脚がビクビクと小さく震える。

「あ…、あぁ、か、和哉ぁ…」
 すると、初めて、美冴さんが声を発し、言葉を、僕の名前を呼んだ。
 そしてその声は、すっかり感極まった声の震えであり、僕の心を更に昂ぶらせ、オスの衝動を刺激してくる。

 僕は手で美冴さんのストッキング脚の感触を愉しむかの様に愛撫しながら、唇を離し、今度は唇を脚の甲へと這わせていく。

 本当に堪らない…

 本当に美冴さんのストッキング脚は素晴らしく美しい…

 そしてこの第二の肌と云えるこの肌触りと、しっとりとした感触…

 僕の心が震え、蕩けていく。






 
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