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トパーズ
第21章 新しいステージ
次の生理はきっちり遅れていたので、
計画通り妊娠出来たと確信した。

いつものように病院に2人で行って、
同じ先生に診察をして貰った。


「おめでとうございます。
4人目ですね?
予定日は…また7月中旬ですよ」とニッコリされた。

「ありがとうございます。
麻衣子さん、良かったね!」と、岳人さんは手を握ってくれる。

「まだ妊娠初期ですから、
無理しないでくださいね?
ベテランのママさんですけど、
気をつけて!」と言われた。


帰宅して、岳人さんの家族と私の家族に連絡をすると、
「まあ!本当に嬉しいことね?」と岳人さんのお祖母様が涙ぐんで言った。


ミケーレの処には、
直接2人で出向いて、
私の手料理を一緒に食べながら報告した。


「性別は判らないけど…
お母様の生まれ変わりだと思ってるから、
ミケーレ、抱っこして可愛がってね?」と言うと、

「マイコ、優しいね。
本当にありがとう」と静かに言った。


「だから、ダメだよ?
お母様の後を追うとかは。
ミケーレが居ないと、
毎日お母様にお花を届ける人、居ないんだから?」と笑った。


ミケーレは、雨の日以外は、
ホスピスの頃のように、
毎日、一輪の花をお母様の墓前に届けてくれていた。

新しい花を手向けては、
前日の花を持ち帰って部屋に飾っていた。

イタリア男ほど、
花が似合う男性は居ないのかもしれないと思った。
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