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トパーズ
第21章 新しいステージ

お父様もミケーレも、
すっかり魂が抜けてしまったようになっていた。
お父様はまだ、お仕事があるから、
気持ちは張っているようだったけど、
ミケーレの憔悴しきった姿は、
見ていられないほど痛々しかった。
そんな中、私は岳人さんに「お願いがあるの」と言った。
「なあに?
麻衣子さんがお願いって、珍しいよね?」
「赤ちゃん、作りたいの。
女の子を!」
「えっ?」
「お願い?
そしたら、お父様もミケーレも、少し元気になるかも…」と言うと、
岳人さんはハッとした顔をして、
私を抱き締めると「麻衣子さん、優しいね。
でも、身体は大丈夫かな?」と言った。
「大丈夫よ。
昔の人は、5人でも6人でも産んで育ててたんでしょう?
こんなに医学も発達していて、
周りがサポートしてくれる環境なんだから!」とニッコリ笑った。
「でね、産み分けにチャレンジしたいの。
協力してね?」と真剣な顔をして岳人さんに伝えた。
「確率、低いけど、
倫理的にも医学的にも認められてる範囲で…。
お父様にも知られたくないから、
病院であれこれするのはナシにして、
その偶然の確率に任せましょう?
それで女の子だったら、
きっと神様のギフトで、
お母様の生まれ変わりかもしれないから…」
「pH値で調整するヤツ?」
「うん。
でも、ゼリーとかは使いたくないの。
人工的じゃない?
排卵のチェックとかも病院でするのはしたくないし。
そんなことしたら、絶対にお父様に知られてしまうもの。
だから…排卵日から割り出した日に、
なるべく私が感じ過ぎないようにしてする方法で。
私、結構周期は規則的だから!」
「それって、難しくない?」
「どうして?」
岳人さんは私にキスをすると、
耳元で囁いた。
「だって、麻衣子さん、いつも淫乱で、
凄く濡れて感じちゃうでしょ?」
「ん…。
そうなんだけど、
なるべくそっと優しくして?
直前まで、私、岳人さんのを舐めたりするから…
でね、日にちはね…」
「判ったよ。
神様からのギフトに掛けてみようね?」と岳人さんは優しく笑った。
すっかり魂が抜けてしまったようになっていた。
お父様はまだ、お仕事があるから、
気持ちは張っているようだったけど、
ミケーレの憔悴しきった姿は、
見ていられないほど痛々しかった。
そんな中、私は岳人さんに「お願いがあるの」と言った。
「なあに?
麻衣子さんがお願いって、珍しいよね?」
「赤ちゃん、作りたいの。
女の子を!」
「えっ?」
「お願い?
そしたら、お父様もミケーレも、少し元気になるかも…」と言うと、
岳人さんはハッとした顔をして、
私を抱き締めると「麻衣子さん、優しいね。
でも、身体は大丈夫かな?」と言った。
「大丈夫よ。
昔の人は、5人でも6人でも産んで育ててたんでしょう?
こんなに医学も発達していて、
周りがサポートしてくれる環境なんだから!」とニッコリ笑った。
「でね、産み分けにチャレンジしたいの。
協力してね?」と真剣な顔をして岳人さんに伝えた。
「確率、低いけど、
倫理的にも医学的にも認められてる範囲で…。
お父様にも知られたくないから、
病院であれこれするのはナシにして、
その偶然の確率に任せましょう?
それで女の子だったら、
きっと神様のギフトで、
お母様の生まれ変わりかもしれないから…」
「pH値で調整するヤツ?」
「うん。
でも、ゼリーとかは使いたくないの。
人工的じゃない?
排卵のチェックとかも病院でするのはしたくないし。
そんなことしたら、絶対にお父様に知られてしまうもの。
だから…排卵日から割り出した日に、
なるべく私が感じ過ぎないようにしてする方法で。
私、結構周期は規則的だから!」
「それって、難しくない?」
「どうして?」
岳人さんは私にキスをすると、
耳元で囁いた。
「だって、麻衣子さん、いつも淫乱で、
凄く濡れて感じちゃうでしょ?」
「ん…。
そうなんだけど、
なるべくそっと優しくして?
直前まで、私、岳人さんのを舐めたりするから…
でね、日にちはね…」
「判ったよ。
神様からのギフトに掛けてみようね?」と岳人さんは優しく笑った。

