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トパーズ
第2章 新たな恋
新学期になっても、
山本先生からの連絡はなかった。

もう、終わってるな…と思った。

正確に言えば、
始まってさえいなかったんだろう。


由貴さんに揶揄われて、
煽られるように自分から先生にキスをした。


別に先生のことが好きって訳でもないのに。


キスしてみたかった。
キスに対する憧れと興味。

そこに、たまたま、
「オトナのオトコ」として、山本先生が居た。


それで…
思ったよりキスは気持ち良い訳でもなかったから、
気持ちが一気に冷めてしまったけど、
先生の方はそうではなかった。


酷い話だ。

っていうか、私、酷いことをしてしまった。
そのツケは、払わなくてはいけない。
そのことに、まだ、気づいてなかった。






2年A組は、ほぼ女子ばかりの一番華やかなクラスと言われていた。
ただ、お昼に派閥のようにグループになって、お弁当を食べているのが、ちょっと気持ちが悪くて、
私は放送室に逃げ込むようになっていた。

そこには、高い確率でミラノやまこちゃん、それに茉莉子さんも居た。


茉莉子さんは、すごく私と似ている処があって、
他の誰と居るより心地良かった。

男子に内緒の話をしたい時は、
フランス語で話をして、クスクス笑ってた。


ミラノとまこちゃんも、
異性を感じることもなくて、
楽しく過ごせた。


他にも学年問わず、
男子は居たけど、
正直、あんまり見てなかった。

茉莉子さんも私も、
告白されたりしたけど、
2人とも少し困った顔をして笑ってやり過ごしていた。



時々、ミラノが辛そうな顔をすることはあったけど、
その度に私はギュッとミラノの手を握って笑い掛けた。

一緒に居られる空間があるだけでも…
そんな気持ちが判ってたから。

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