この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
トパーズ
第2章 新たな恋

帰宅すると、珍しく母は帰宅していた。
「麻衣子ちゃん、ちょっと話があるんだけど」と言うので、
ダイニングテーブルに座った。
「プロポーズされたの」
「おめでとう。
相手は?」
「会社の上司」
「えっ?フランス人の?」
「そうなのよ。
多分、事実婚になると思う」
「で、どうするの?
ここに一緒に住むの?」
「それがね、彼、本社に呼び戻されて、
役職も上がることになってね」
「いつ?」
「これから引き継ぎして、4月には…」
「それで、どうするの?
ママも一緒に行くんでしょ?」
「そうしたいんだけど、
麻衣子ちゃんも一緒に行く?」
「それは嫌だな。
学校変わりたくないし、
日本の大学に行きたいし。
ここに残ったらダメ?」
「一人暮らしさせるなんて、
何か酷い母親みたいじゃない?」
「自立した母親ってことで。
私、別に大丈夫よ?
料理も出来るし」
「おばあちゃまとかに来てもらう?」
「それは面倒で嫌かな?
横浜の叔母さまは、もっと嫌よ?」
というわけで、
新学期が始まると、
一人暮らしになることが決定した。
春休み中には、
母のパートナーさんと母と私の3人で、
京都旅行に行った。
ハンサムでダンディーで良い香りがするおじさまだった。
フランス語は、英語ほどではないけど、
ずっと習ってたし、
会話に不自由することもないから、
楽しく過ごせた。
そして、東京のホテルで簡単な親族だけの食事会をした。
横浜の叔母さまは、
「お姉さんって、昔から勝手で無責任だったわよね?
麻衣子ちゃん、可哀想」と言っていたけど、
「私は別に可哀想ではありませんよ?
勉強したいから、ここに残るだけですから」とキッパリと言うと、
「全く、お姉さんに似て、
可愛げがないこと!」と溜息をつかれてしまった。
「麻衣子ちゃん、ちょっと話があるんだけど」と言うので、
ダイニングテーブルに座った。
「プロポーズされたの」
「おめでとう。
相手は?」
「会社の上司」
「えっ?フランス人の?」
「そうなのよ。
多分、事実婚になると思う」
「で、どうするの?
ここに一緒に住むの?」
「それがね、彼、本社に呼び戻されて、
役職も上がることになってね」
「いつ?」
「これから引き継ぎして、4月には…」
「それで、どうするの?
ママも一緒に行くんでしょ?」
「そうしたいんだけど、
麻衣子ちゃんも一緒に行く?」
「それは嫌だな。
学校変わりたくないし、
日本の大学に行きたいし。
ここに残ったらダメ?」
「一人暮らしさせるなんて、
何か酷い母親みたいじゃない?」
「自立した母親ってことで。
私、別に大丈夫よ?
料理も出来るし」
「おばあちゃまとかに来てもらう?」
「それは面倒で嫌かな?
横浜の叔母さまは、もっと嫌よ?」
というわけで、
新学期が始まると、
一人暮らしになることが決定した。
春休み中には、
母のパートナーさんと母と私の3人で、
京都旅行に行った。
ハンサムでダンディーで良い香りがするおじさまだった。
フランス語は、英語ほどではないけど、
ずっと習ってたし、
会話に不自由することもないから、
楽しく過ごせた。
そして、東京のホテルで簡単な親族だけの食事会をした。
横浜の叔母さまは、
「お姉さんって、昔から勝手で無責任だったわよね?
麻衣子ちゃん、可哀想」と言っていたけど、
「私は別に可哀想ではありませんよ?
勉強したいから、ここに残るだけですから」とキッパリと言うと、
「全く、お姉さんに似て、
可愛げがないこと!」と溜息をつかれてしまった。

