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トパーズ
第15章 社会復帰
「この家に帰ってくるのも久し振りね?」と言いながら、
部屋の窓を開けていった。

モワッとした熱気が入ってくるけど、
部屋の空気を入れ替えたかった。


その後、空調をつけて、
アロマデュフューザーをつけた。


「食材とか、何にもなかったね?」と言いながら、
お湯を沸かして焙じ茶を淹れた。


「麻衣子さん、今日は疲れちゃったんじゃない?
ゆっくりしてから、
外で何か食べようか?」


「そうしましょうか?
ねえ?
隣に来て?」と山田くんに言うと、
ソファの隣に座って、肩に腕を回してくれる。


「引っ張り回してごめんなさい。
私…」


「良いんだよ。
目が覚めたから、
色々なこと、したいだろうし、
確認もしたいよね?
いくらでも付き合うよ」と、
背中を撫でると、
額にキスをする。


「額じゃ、やだ」って言いながら、
唇にキスをすると、

「あんまり刺激しないでよ」と笑いながら、
深いキスを返してくれる。



「お風呂にお湯張って、
一緒に入りたいな。
その後、ベッドに連れて行って?」
と言うと、

「じゃあ、お湯張ってくるね?
お姫様、少しお待ちを!」と言って、
手の甲にキスを落とすとバスルームに行ってしまう。


山田くんでも冗談言うのね?と思って、
クスクス笑ってしまった。


ソファに戻って来た山田くんにもう一度もたれ直して、
暫くそのまま動かずにいた。

心臓の鼓動がゆっくり、同じスピードになるまで、
じっとしていた。


「岳人さんの声、
落ち着いてて好きだけど…
何も言わないでこうしてるのも好き」


「うん。
無理して何か喋らなきゃって思わないで、
沈黙も居心地良いんだなって感じるの、
麻衣子さんが初めてだな」


「キスして?」


ふわりと私を抱き締めて額にキスする。


「どうしていつも額にするの?」と唇を尖らせると、

「麻衣子さんはお姫様だからね?」と真面目な顔で言うので、
私は自分から唇にキスをする。


「お風呂が沸きました」
と機械の音声が響いたので、
ビックリして笑ったしまう。


「それでは、お連れしましょう」と、
跪いて手の甲にキスをするので、

「もう!
揶揄うんだから!」と言うと、
手を引いて、
「行こう?」と笑った。
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