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玉蘭花の香り
第12章 里帰り

暫くすると、先程の看護婦さんが呼びに来てくれた。
歩くのが辛いと言うと、ロンが抱き上げてくれるので、
看護婦さんが笑いながら、先導してくれた。
「この時間は他のお母さん居ないからご主人様もどうぞ」と言ってくれて、
手指の消毒をして、マスクをしてガウンを着ると、
新生児室の隣の授乳室に通して貰えた。
別の看護婦さんが抱っこして来てくれた赤ちゃんは思ったより軽くて小さかった。
乳首も拭き清めてから、
ぎこちなく赤ちゃんの口に含ませてみる。
なかなか上手く咥えられなくて、
吸う力も弱かった。
ベテランの看護婦さんが、
「ほら、この哺乳瓶の先を見てみて?
こんな形になるくらいだと、吸いやすいから、
マッサージすると良いのよ。
パパに手伝って貰っても良いかもね」と言われて、
ロンは真剣に哺乳瓶の先の形を見るので、
看護婦さん達は楽しそうに笑う。
「段々、力強く吸えるようになるわよ。
男の子は特にね!」と説明されると、
それなら良かったとホッとした。
「初乳を飲ませて上げるの、大事だから、また、後で起きれたらこのお部屋に来てね。
あ、他のお母さんが居る時は、パパは入れないけど、
先生が確認して問題がなければ、
明日から赤ちゃん、昼間は同室で過ごせるようになりますよ。
個室で良かったですね!」と言われた。
病室に戻る時も、ロンが私を抱き上げて行こうとするので、
「車椅子、出しておきましょうか?」と言われてしまった。
確かに毎回これでは、
他のお母様達がびっくりするかもしれないと思った。
病室に戻ると、
母と2人のお祖母様達がニコニコしながら待っていてくれた。
「今ね、母乳をあげてみたけど、上手く出来なくて」と言うと、
「大丈夫よ。これから毎日のことですもの」と言われた。
お赤飯の入った松花堂弁当を2つ、持って来てくれたので、
ロンと2人、ペロリと食べた。
「食欲があって良かったわ」と言って、
「明日、食べたい物あったら、メールしてね」と言ってくれた。
その後、ロンが新生児室まで3人を連れて行ってくれた。
嬉しそうに赤ちゃんを見てくれている様子が目に浮かんだ。
歩くのが辛いと言うと、ロンが抱き上げてくれるので、
看護婦さんが笑いながら、先導してくれた。
「この時間は他のお母さん居ないからご主人様もどうぞ」と言ってくれて、
手指の消毒をして、マスクをしてガウンを着ると、
新生児室の隣の授乳室に通して貰えた。
別の看護婦さんが抱っこして来てくれた赤ちゃんは思ったより軽くて小さかった。
乳首も拭き清めてから、
ぎこちなく赤ちゃんの口に含ませてみる。
なかなか上手く咥えられなくて、
吸う力も弱かった。
ベテランの看護婦さんが、
「ほら、この哺乳瓶の先を見てみて?
こんな形になるくらいだと、吸いやすいから、
マッサージすると良いのよ。
パパに手伝って貰っても良いかもね」と言われて、
ロンは真剣に哺乳瓶の先の形を見るので、
看護婦さん達は楽しそうに笑う。
「段々、力強く吸えるようになるわよ。
男の子は特にね!」と説明されると、
それなら良かったとホッとした。
「初乳を飲ませて上げるの、大事だから、また、後で起きれたらこのお部屋に来てね。
あ、他のお母さんが居る時は、パパは入れないけど、
先生が確認して問題がなければ、
明日から赤ちゃん、昼間は同室で過ごせるようになりますよ。
個室で良かったですね!」と言われた。
病室に戻る時も、ロンが私を抱き上げて行こうとするので、
「車椅子、出しておきましょうか?」と言われてしまった。
確かに毎回これでは、
他のお母様達がびっくりするかもしれないと思った。
病室に戻ると、
母と2人のお祖母様達がニコニコしながら待っていてくれた。
「今ね、母乳をあげてみたけど、上手く出来なくて」と言うと、
「大丈夫よ。これから毎日のことですもの」と言われた。
お赤飯の入った松花堂弁当を2つ、持って来てくれたので、
ロンと2人、ペロリと食べた。
「食欲があって良かったわ」と言って、
「明日、食べたい物あったら、メールしてね」と言ってくれた。
その後、ロンが新生児室まで3人を連れて行ってくれた。
嬉しそうに赤ちゃんを見てくれている様子が目に浮かんだ。

