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玉蘭花の香り
第12章 里帰り
「やっと2人になれたね」と言って、
ロンは私を優しく抱き締めてキスをする。


「メイも赤ちゃんも無事で本当に良かった。
大丈夫って言われても、やっぱり心配だったよ?」と言うロンは、
涙ぐんでいた。


「ロン、私もね、心配だったの。
でも、ロンがずっと一緒に居てくれたから、
途中からすごく落ち着いて安心してたのよ?」


「赤ちゃんが出てきた後、縫われてた?」


「うん。だからちょっと痛いの。
それとまだ、後産っていうのがあるから、
もう暫く、時々激痛があるみたい」


「痛くなったら、撫でてあげるから、言ってね?」


夕食の時間は過ぎていたけど、
看護婦さんが運んで来てくれた。

「あら?
ご主人様の分もあれば良かったですね?
病気ではないので、食べ物、持ち込んでも大丈夫ですよ?
個室ですしね」と笑いながら話してくれる。


「体調が大丈夫なら、後で授乳、してみますか?
お手伝いしますよ」と言って貰ったので、

「是非、お願いします」と言うと、
頷きながら部屋から出て行った。


「食べさせてあげる」と言うけど、
「大丈夫よ?
でも、ロンが食べる物がないから、
半分こしましょう」と言うと、
「半分この、『こ』って何?」と質問されて、
上手く説明出来なくて笑ってしまった。


結局、ロンが食べさせてくれながら、
自分も味見して…と交互に食べた。


「これじゃ、足りないから、
何か持ってきて貰おうか?」と言うので、

「じゃあ、母に電話してみましょうか?」と、
すぐに電話をしてみると、
まだ、会食していたらしく、
折り詰めのお弁当を作って貰って持って来てくれることになった。

勿論、全員が来たいと言う話になったようだったので、
ひとまず女性陣だけでと伝えた。


母の後ろで、
とても楽しそうな声が聴こえて、
本当に幸せだと思った。
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