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Q 強制受精で生まれる私
第15章 6.0 度目
「大人しくしていろよ。抵抗したら…分かっているよな?」

 餌をねだる鯉の様に口元をパクパクと開閉する私の首根っこを掴み、脅すように大きく一回揺らす。過呼吸により思考力が鈍っているのか、私は何故か子宮を鷲掴みされた様な錯覚を覚え、反射的に一際強く中を絞めてしまう。先生が手を放しても膣部は弛緩することなく締まり続け、後ろ手を椅子の脚に縛り付けられる痛覚すら不感にして私を悶えさせる。

「はっ!! はぁ…あぃ!! やぁ…」

「何だ? まさか首絞めただけでイッたのか? どんだけマゾ変態なんだよお前…今朝の続きだ。口、開けろ。」

 私の拘束に成功した先生はおもむろにズボンを脱ぎ出し、ポケットからはみ出しては、はち切れんばかりに膨れあがった凶器を私の頬にぐりぐりと押し付ける。滑り気に富んだR面の刃物は抵抗することすら叶わない私を嘲笑うように、ぬるぬると口元まで滑り出し、あっという間に私の口内を押し広げては奥深くまで突き刺さってくる。

 挿入された瞬間、息苦しさがピークに達しえづくも、渇望していた刺激が与えられたせいか、水を得た魚の様に不自然な緊張が不思議と収まっていき、気分が楽になっていく。

「噛むなよ? 噛んだら…」

「…っ!! ぶっ!!」

 口内に包まれる快感に耐えきれないのか、みなまで言わせるなと言わんばかりに先生は語尾を濁し、突如私の頭を鷲掴んでは喉を押し潰す勢いで捩じ込んでくる。鐘を付く様に抜けるギリギリまで怒張を引き抜いては、喉奥目掛けて一気に刺突し、桃色の煩悩の集合体と化した私を成仏しようとする。

 優しさや気持ちよさ等微塵もない暴力を受けているはずなのに、大きく震盪される度に強大なパワーで身体の芯まで揺さぶられ、機能停止寸前の脳がそれを快感として捉えては私を未曾有なエクスタシーへと導いていく。
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