この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
小夜
第6章 あめにぬれて(承前)

「どうしたんだい、小夜? 震えているよ」
「ふふ、そんな怯えた目をして……怖いのかい?」
「ああ、服が破けてしまったね。素敵な服だったのに……」
「でもこれでいいんだよ。この服はこうするために小夜に着せたんだから」
お兄さまの手が小夜の乳房を、力任せに握りました。
ぎりぎりと、握りつぶすようにひどく揉まれて、そこには優しさのかけらもありませんでした。
「悪い子だ、小夜」
「ほんの少し触られただけで、もう乳首を固くして」
「欲しがるように突き出して……」
お兄さまの指の間から、小夜の乳首が立ち上がっていました。
……お兄さまの言う通りです。
こんなに乱暴にされていても、小夜の体は快感を求めて、いたぶりを耐えるように……
いいえ、いたぶりの中に悦びを見出すようになっていました。
「何も知らない、汚れない、そんな顔をしていながら」
「体は淫らに男を誘う……」
お兄さまの手がすべりおりて、小夜の脚にかけられました。
白いフレアがまくられて、下着を許されない小夜の下半身が、すべてあらわにされました。
……いつものお兄さまの、いたぶりのように見えました。
小夜を辱め、嬲りながら、互いに快楽の底に沈んでいく……
でも、何かが違いました。
とてつもなくおそろしい何か、
暗い、小夜を破滅に導くような何かが、
今夜のお兄さまの体には満ちていて……
お兄さまはそれを押さえつけながら……
高まるのを待っている……
楽しんでいる……
「小夜……淫らな小夜」
「こんないやらしい体をして、俺を誘惑し続ける……」
「子供のときから、もうずっと……」
「ふふ、そんな怯えた目をして……怖いのかい?」
「ああ、服が破けてしまったね。素敵な服だったのに……」
「でもこれでいいんだよ。この服はこうするために小夜に着せたんだから」
お兄さまの手が小夜の乳房を、力任せに握りました。
ぎりぎりと、握りつぶすようにひどく揉まれて、そこには優しさのかけらもありませんでした。
「悪い子だ、小夜」
「ほんの少し触られただけで、もう乳首を固くして」
「欲しがるように突き出して……」
お兄さまの指の間から、小夜の乳首が立ち上がっていました。
……お兄さまの言う通りです。
こんなに乱暴にされていても、小夜の体は快感を求めて、いたぶりを耐えるように……
いいえ、いたぶりの中に悦びを見出すようになっていました。
「何も知らない、汚れない、そんな顔をしていながら」
「体は淫らに男を誘う……」
お兄さまの手がすべりおりて、小夜の脚にかけられました。
白いフレアがまくられて、下着を許されない小夜の下半身が、すべてあらわにされました。
……いつものお兄さまの、いたぶりのように見えました。
小夜を辱め、嬲りながら、互いに快楽の底に沈んでいく……
でも、何かが違いました。
とてつもなくおそろしい何か、
暗い、小夜を破滅に導くような何かが、
今夜のお兄さまの体には満ちていて……
お兄さまはそれを押さえつけながら……
高まるのを待っている……
楽しんでいる……
「小夜……淫らな小夜」
「こんないやらしい体をして、俺を誘惑し続ける……」
「子供のときから、もうずっと……」

