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小夜
第5章 あめがふる
奴隷のつとめを覚えていく日々の中、小夜の体は、ますます大人に近づいていました。

ふくらみはじめた頃、とても痛かった小夜の乳房は、いつのまにか痛みが消えていました。
そしてそれを境に、小夜の乳房は急に大きくなりはじめました。

薄い、小さなふくらみが、果実が熟れていくように、まるく、重みを増してきて、お兄さまは喜びました。
この部屋でお兄さまと過ごすとき、お兄さまは必ず小夜の乳房を手にするようになりました。

話しをするとき、キスを捧げるとき、命じられてお酒の用意をしているとき……
裸の体を絡ませる前の、お兄さまの欲望を高めていくひととき、小夜の乳房はお兄さまの手の中で、回され、押され、揉まれました。


そして……
大人になりはじめた小夜の乳房は、
とても敏感に……感じやすくなって……

お兄さまのいたぶりを、悦ぶようになっていました。
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