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小夜
第5章 あめがふる
14才を迎えた小夜は、もうほとんど学校へ行きませんでした。
その頃から、お兄さまの小夜への欲望はいっそう強くなり、夜毎に小夜をいたぶり尽くしました。
夜明けにようやく、小夜が気を失っていたぶりが終わることもたびたびありました。
小夜の暮らしは昼と夜が逆転して、ほとんどの時間をベッドの上で過ごしていました。


この頃お兄さまは、小夜のおまんこをペニスで貫くことを忘れたように、小夜の口にばかり射精していました。
お兄さまは、小夜にじっくりとおしゃぶりの仕方を教え込みました。
その教え方は飴と鞭……
小夜がうまくおしゃぶりできたら、鞭を許されます。
そうでなかったら……小夜の乳房に、小夜のおまんこに、容赦なく鞭が振りおろされます。

はじめの頃、つらくて、苦しくて、どうしても抵抗のあった小夜は、お兄さまの言う通りにできませんでした。
味わうように舌を大きく使う動きは、ペニスの感触が気持ち悪くて、なかなかうまくなりませんでした。
喉奥を突かれると、息ができないのと吐き気とで、思わずペニスを吐き出してしまうこともありました。
そのたびお兄さまは小夜を鞭打って、動物を仕込むように、丹念に、執拗に、小夜の口の性技を導きました。

泣きながらお兄さまのペニスを咥える小夜を、お兄さまは熱い目で見つめていました。

そうして小夜は、いろいろな技を覚えました。
お兄さまのペニスの感じるところ、強く吸っていいところ、優しく舐めあげるところ、小夜はたくさん覚えました。

おしゃぶりでお兄さまのペニスを射精させられるようになりました。
精液を飲みこむことも覚えました。
お兄さまは、うまくなった小夜のおしゃぶりを、毎晩のように求めてきました。

小夜は、きっと、慣れた……のでしょう。
お兄さまが求めれば、小夜はもう、そのまま従えます。


……でも、ペニスを舌に感じるたびに、心のどこかが痛むのです。
鈍く、疼くように、かすかに、深いところで……
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