この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
彼の世界は官能で出来ている。
第12章 別世界の壁

その日のバイト終わりに“サブレ ”に行って、瑛斗の好きな甘いチョコチップサブレとマスターが特別に煎れてくれたアイスコーヒーをガムシロップ多目にもらいマンションまで持っていった。
まだ、一度しか行った事がない瑛斗のマンションだがインパクトがありすぎて覚えている。
ロビー風のマンションの入り口にはドアマンらしいき人がたっている。
そして、奥にはムキムキの体格のいい管理人?がこちらを見ている。
その二人に事情を話しサブレとコーヒーを瑛斗に渡してもらえるように頼む。
中には流石に入れてもらえないことは分かっていたから、コーヒーを託してその場を去った。
ムキムキの管理人は私の事を覚えていたらしく、にこやかに接してくれた。

