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ひと夏の恋……そして……
第6章 忘れられない夏
もっとここでみんなと一緒にいたかったけど、あの酔っ払いの男が居座っている以上は店内に出るのはやめていたほうがいいと思い、洗い物だけをして上がることにした。

「今日の勉強だけどさ」

洗い物をしていると夏樹が言いにくそうに口を開いた。
ここでお酒を飲んでいる時点で諦めている。

「大丈夫だよ。一人でもちゃんと勉強するから」

そう言うと夏樹はホッとしたように、残っているビールを飲みほして3杯目を頼んでいた。
洗い物をしながらふたりを眺めていると、見た目は正反対なのがよくわかる。
夏だけは島で生活をしている夏樹は色黒で短髪、その逆で和泉さんは色白で柔らかそうな髪の毛がふわりと風になびく、そんな感じだった。
その正反対のふたりは大学の事やTVの事を楽しそうに話していて私の入る隙が無いほどだった。
この夏は夏樹と一緒に楽しい時間を過ごせるはずだったのにと、二人の仲を目の当たりにて諦めるしかなかった。
だけどそれは大きな間違いで、高校3年の夏は私にとって良い意味でも悪い意味でも、一生記憶に残る夏になった――


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