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とし子の悲劇
第4章 とし子の悲劇・第4部
「としこさん、この通りお願いですから…真佐浩さんを…」

久永さんは、なおもアタシを言葉責めの口調で言いましたので、アタシは思い切りキレてしまいました。

「あのね!!アタシは思い切りキレているのよ!!アタシは今度こそは女ひとりで生きて行こうと決めているのに、アタシは結婚しか方法がないと言うわけなの!?アタシはね!!鈴原の家とはとっくに絶縁になっているよ!!それなのに、どうして話し合わなければならないのよ!?あんたね!!アタシが何で怒っているのか分かっているのかしら!?ここは職場なのよ!!人が働いている職場に土足で上がり込んだ上に居座るわけなの!?居座るのならば帰んなさいよ!!帰らないとケーサツ…ううん、アタシの知人の組長呼ぶわよ!!」

アタシは、久永さんに思い切り怒鳴り付けた後、奥の部屋に逃げて行きました。

アタシは…

何のために結婚をしたのだろうか…

どこへ行ったとしても…

幸せにはなれないのに…

結婚しか他にはないわけなの…

アタシは、4度も結婚生活が破綻したことが原因で、気持ちがさらにボロボロになっていました。

この時アタシは、三原の実家に帰ることを視野に入れて、女ひとりで生きて行く準備を始めていました。
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