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歳下の悪魔
第4章 目論見(もくろみ)

「ゆっくり、挿れてあげるからね……」
「嫌っ、ヤだぁっ。あっ……」
抵抗することも出来ない。
バイブが、ゆっくりと挿ってきた。
「あんっ」
和真とは泥酔していて記憶がないから、最後に中に挿れたのは二ヶ月以上振り。でもそれは元彼の性器で、こんな物じゃない。
「はぁっ、んんっ」
太い物が進むほど、感じていた。感触は、人間の性器と変わらない。
「気持ちイイだろう?」
「あぁっ」
奥まで挿いると、クリトリスにも刺激を感じた。外側に、突起があるらしい。それが、クリトリスに当たる。
「はぅっ、あんっ」
「イイだろう? だから言ったろう?」
悔しいが、完全に私の負け。体はこの異物を、快感と捉えてしまった。
「抜き挿ししてあげるよ」
「あぁんっ」
言葉通り抜き挿しされ、目を閉じるとセックスをしているよう。辱められている相手が誰なのかさえ、分からなくなっていた。
「あんっ、はぁっ」
本当に、セックスでのグラインドと変わらない。
「グチュグチュいってるよ。そんなに、飢えてたんだあ?」
自分にも、その音が聞える。気分を煽るような、いやらしい音。
抜き挿しが速くなり、メチャクチャに腰を振っていた。
「あぁっ、はんっ」
「まだイっちゃダメだよ。本番は、これからだからね?」
和真の声が聞こえるから、彼とセックスしているようだ。もうそれでもいい。そう思うくらい、思考回路は麻痺している。
「あっ……」
一番深い場所で止まると、カチッという音が聞えた。
「あっ、あぁんっ」
今度は中でグニグニと動く。そんなことは、人間の性器ではあり得ない。
何度も、奥を先端に擦られる。クリトリスに当たる部分は、振動していた。
「待ってね……」
和真は余っていた縄で、器用にバイブを挿れたままの位置で止める。
「どう? 気持ちイイだろう?」
耳元で声が聞こえ、それにもゾクゾクとしてしまう。
「はぁっ、あんっ、んんっ」
初めての刺激に、飲み込まれて行く。
セックスなのか、そうでないのかも分からない。ただ気持ち悦いだけ。
「ヤっ、あぁっ、はうんっ」
「イってもいいよ?」
その言葉を、待っていたよう。
限界が近いのに、我慢していた。和真の許しが出るまで。

