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蜜な時間はあなたと共に
第4章 欲情

両腕をクロスして胸を隠すものの、恥ずかしそうにするその行為が余計俺の性欲を煽る。
すべすべな肩に触れ、腕から指先まで指を滑らせる。
手の平を重ねて指を絡め、茜さんの指に口付けした。
「やっと茜さんに触れる…」
「春人…」
「今夜は茜さんがどんなに泣いて強請っても、離すつもりは無いからな」
熱っぽく見つめれば、肌を赤らめて視線を落とした。
もう堪んねぇ…
大好きな彼女が裸になって、我慢出来るわけないやろ。
ここで1発いっとくか…
「くしゅっ!!」
「!!」
手を出す寸前で、茜さんのくしゃみによって現実に引き戻された。
「ごめん、寒い?」
「う、ううん、鼻がムズムズしただけだから…」
「とりあえず、風呂入ろっか?」
「うん」
ーーーーーーー
「んふっ、んんぅ…あん…」
「んっ…」
浴室に響く茜さんのくぐもった声と唇を吸い合うねちっこい音…
お互いの身体を洗い合いっこして、性感帯を擽る程度に刺激して焦らし、ぬるま湯に浸かって抱き合って濃厚なキスを繰り返す。

