この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蜜な時間はあなたと共に
第3章 復活ライブ

2曲目からハンドマイクとなってステージ上を動き回り、時に激しく、時に妖艶にお客さんを煽りながら、客席のボルテージを上げていく。
涼介さんも、谷さんも、松田さんも全員楽しんで楽器を鳴らし、お客さんにアピールする。
「う、ううっ…」
春人が変わらずに歌う姿を見て、後半はずっと泣きっぱなしだった…
ようやくステージに戻って来られたね…
おかえり春人…
ラストの曲に入る前に、春人がお客さんに語りかけた。
「今日は皆、他に観たいアーティストもおる中で、俺らのライブを選んで観に来てくれた事、ホンマにありがとうございます。
正直、ここに来る前まではこのステージに立つのが怖かったです。『歌えやんかったらどうしよう』ってウジウジ考えて、イライラしたりして…
そんな俺でも、ここに居たるメンバーやスタッフさん達、大切な人達のお陰で、ここに立ててます。ありがとうございます!
そして、今日来てくれた皆、皆さんが見せてくれた、今日のこの景色一生忘れません。やから、皆も今日の大事なライブを忘れんといて下さい。
初心に帰って、1から新たに出来上がっていくBlue Eyesをどうぞよろしくお願いします!」

