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第20章 会社での変化

皆に見えている私のイメージがどうなのかは分からないけど多分小鳥遊グループのお嬢様で世間知らずでおしとやかなイメージがあったりするかもしれないけどそうじゃない。

お嬢様が嫌だから実家を出たし世間のことだってそれなりに分かっているつもり。そりゃ、ちょっとドンくさいところもあるかもしれないけど．．．


それにここは会社だし龍輝さんひとりじゃないから抑えていたけどもう限界だった。
橘さんがいるのに藤堂さんのことにイラッときた私はあんな言葉を口にしてしまった。驚いているのは橘さんだけ。

龍輝さんにこういうところを見られたのは同棲を始めてすぐのこと。このマンションは来客があるとオートロックの所のカメラとエレベーターのカメラと部屋の前のカメラが撮影をし龍輝さんのスマホに画像を送信するようになっているらしい。

私はその日自分のスマホわ落としてディスプレイが割れパソコンはバグって動かなくなっていて来客の言うことをちゃんと聞いていなくて上まであげちゃったことがあった。

部屋の前のカメラは動画撮影もされるからその様子が龍輝さんのスマホに転送されていることも知らずに．．．


そして来客が部屋にやってきた。