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永遠の愛を奪って
第4章 永遠の愛と出会い



「後から入ったのは事実ですし、気にしてないので大丈夫ですって」


寧ろ、名前で読んでもらえて嬉しいからこのままでいい。


体の関係も持った今から“白米さん”とは呼ばれたくない……。


* * *

青木くんとの出会いは四年前の夏だった。


大学を卒業したけど、春が終わる頃まで仕事が決まらなかった私がようやく内定をもらったところが今の会社。


夏が始まる頃に入社して、何日か経った後に青木くんと出会った。


「この辺だと珍しい苗字だな。はくまいって読むのか?」


「えっ……。しらよね…です……」


苗字でからかってくる先輩に入社するために必要な書類を提出しに言った時。


「先輩、新人の子が困ってますよ。ふりがなをちゃんと読んでくださいって」


助けるように話に入ってきてくれたのが青木くんだった。


「えーっと、どれどれ……。しらよねこはるって読むんですかね……。あっ、オレと同じ歳!」


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