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永遠の愛を奪って
第20章 小春の望むこと



「ううん。前よりもっと私に優しくなった」


口元を緩めて後ろ髪をポリポリとかいて照れくさそうにしている祐。


その様子を見つめていると目が合って、さらに恥ずかしくなったのか私の髪をくしゃっと撫でてきた。


「あははっ、やめてよ」


「小春が可愛いからだよ」


転勤が近づいてきた今、ここで「妊娠してるかも……」っと言ってみたら祐はどんな反応をしてくれるんだろう。


“結婚しよう”って言ってくれるのかな……。


それとも“別れよう”って言うのかな……。


付き合ってまだ半年くらいしか経っていない私たち。


“結婚”というゴールはまるで霧の中にあるみたいにはっきりと見えないものだった。


しかも、遠距離恋愛になる前の今、その単語を口にするには重すぎて暗黙の了解で聞いてはいけないものとなっているような気がした。


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