この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
永遠の愛を奪って
第20章 小春の望むこと



「もちろん、それは寂しいねぇ……。でも小春が頑張ってることは知ってるから会えなくても遠くから応援してるわよ」


お婆ちゃんらしい答えだ。そして私も祐のためにこれからそう思えるようになっていかないといけない。


こたつ布団から出て起き上がった私はお婆ちゃんの方に視線を向けた。

すると、何かに気づかれたのかうんうん、っと頷かれる。


「たっくんのことかしら。男の子は平気そうな顔をしていても、寂しく思っていることもあるから小春も支えてあげないとねぇ~」


「うん……」


「――――ばーちゃん、オレがどうかしたの?」


出来上がった山盛りの炒飯を持って祐が私とお婆ちゃんがいる茶の前へやって来た。


話していた内容が聞こえていなかったようで私たちの顔を交互に見て首を傾げている。


「なんでもない」っとお婆ちゃんが言ってくれてその話は済み、晩御飯を食べることになった。



初めて食べる祐の作ってくれた炒飯。

次はこの料理をいつ食べれるか分からないからスマホで写真を撮っておくことにした。


その炒飯は醤油だけで味付けされていてとてもシンプルな出来だった。ボリュームがあるところが男らしい。


でも私のために料理を作ってくれたのがとても嬉しかった。


まるで不幸なことが起きた後に待っている幸せのようだった。



それで動き出した私の不幸のジンクスは止められないんだけれど……――――


/788ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ