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永遠の愛を奪って
第19章 溺愛とさよならの決心

「小春はいい子だから意地悪をしてくるなんて思ってねーよ。
それにいっぱい考えてるのは、小春のことを大切に思ってるってことを示したかったから」
もう伝わってきている。
前に好きだった土嶋さんを突き放し、わざわざ家出をしてまで私と過ごす時間を作ってくれているのだから……。
答えが外れても大丈夫だと祐に言おうと思った時、やんわりと唇を重ねられて何も話せなくなる。
「いいとこまで来てると思うし、やめねーよ?」
「なんで……?」
「自信も出てきたし、もし当たったら許せなかったことも忘れるほど喜んでもらえそうだから」
毎日抱きたいと言っていたのは嘘ではないようで、今晩も布団を被った後に着ていたルームウェアを脱がされて恥ずかしい姿にされる。
いつから欲情していたのか気づかなかったけど、欲求不満ということは男友達と健全に遊んできた証拠だと思えた。
「今日は誰と遊んできたの?幼馴染とか?」

