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永遠の愛を奪って
第3章 これはきっと恋だから…

気になるようになったきっかけはもう一つあるけど……。
体目的かもしれないと薄々感じていても惚れてしまうなんて単純な女かもしれない。だけど、それでもよかった。
こんな平凡な私が社内で人気のイケメンと付き合えるとは思っていないから……。
でも恋をするのは自由だ。
青木くんと付き合えなくても次の恋をするまで今の恋を楽しみたい。
午後五時半。仕事が終わってから化粧を直してコンビニに行き、雑誌を立ち読みして約束通りに青木くんを待つ。
緊張しすぎて雑誌を持つ手の力も上手く入らなくて僅かに震えている。
「小春、お疲れ。待たせてごめんな」
急にポンッと肩を叩かれて驚き、ビクンッと肩が上がった。

