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永遠の愛を奪って
第3章 これはきっと恋だから…

触れてきた人はもちろん青木くんだった。
コンビニの前を行き交う人を窓ガラス越しに見ていたけど、まだ来る気配を感じていなかったから油断していた。
「だっ、大丈夫!あまり待ってないから」
「そっか。ここで立ち話するにもなんだし、ご飯でも食べに行かねぇ?」
「うん。青木くんは何を食べたい?」
「麺が食べたいなー。女の子はパスタが好きだろ?パスタにするか」
「じゃあ、この前のランチで穂並さんと行ってきたイタリアンのお店があるんだけどそこはどうかな?」
「ここの近くなんだっけ?」
「そうそう。私が案内するから」
「ありがとな。案内よろしく」
向かう場所が決まってからコンビニを出て青木くんと歩く。
会ってからも緊張しているけどなんとか普通に話せていると思う。
きっと友達みたいにしていれば今まで通りにいれるはずだ。
他の女性社員からの誘いを断って、私と会うことを選んだ理由は分からないけれど……。

