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永遠の愛を奪って
第2章 処女卒業前の夜

「おーい、小春。どうしたの?足を止めてないでそろそろ戻るよ?」
「なんでもないです。戻りましょうか」
「まさか、青木がカッコイイから見惚れた?」
「いやいや、違いますって」
「あいつ、顔がいいよね~。年上からもモテるみたいで可愛がられているみたいだし。
同期の女の子からも恋愛対象として見られてるとか聞いたよ~。まっ、女の扱いも上手いからそうなんだろうね」
そのくらい見ていれば分かる。女性には分け隔てなく優しくしてくれるから惚れてしまうのも仕方がない。
しかも社内には美人の女性社員がたくさんいる。
隣を歩いている穂並ださんだって身長が高くて程よく痩せており、肌や髪も綺麗でモデルをやっていてもおかしくないくらいの外見だ。
それに比べて私は色白じゃないし、お腹の肉も摘めるし、脚も太い。
外見に自信がないし、青木くんと付き合うためには倍率が高すぎるから諦めている。
「私は面食いじゃないですから。結婚するには性格がいい人が一番です」

