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永遠の愛を奪って
第2章 処女卒業前の夜

「結婚ねぇ……。あたしも早く結婚したいなー。彼氏がまだ結婚の話をしてこないんだよね。三十歳になってもずるずるいくのかなー」
「誰か結婚する人がいればきっかけになるかもしれませんよ?」
「あたしの周りはもうみんな結婚して子供いるから。小春が結婚すればあたしも彼氏にこの話題を言いやすいんだけどね」
「はっ!?私なんてまだまだですよ。彼氏もいないんですから」
「ふふふ、頑張れよ~!小春!」
いつもこういう話をして、恋愛に関して何も変わらないまま平和な日々が過ぎていく。
好きな人が簡単に作れて、簡単に付き合うことができるのならこの退屈な毎日は変わることだろう。
現実はそう甘くないからこそ変わらない。
今日も何も変わらない。
……そう思っていた。

