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永遠の愛を奪って
第4章 永遠の愛と出会い

嘘かもしれない話と女の勘で土嶋さんも青木くんのことが好きなのが私の中で確定した。
睨んできた時のあの鋭い目も今考えればそういう目だったと思う。
青木くんがどのくらいモテているか詳しく分からないけど、手強いライバルが二人いることも分かった。
土嶋さんも穂並さんも私より美人だ。
外見で考えると勝ち目はないけれど、この数日で青木くんの一番近いところにいけているのは私だと思う。
二人に取られる前になんとかして“好き”っと伝えないと……――――
昼休みになってからランチを食べに行くために穂並さんについて行くと、会社の玄関で青木くんが待っていた。
どうやら席を外していた時に本当に誘っていたらしい。
「おっ、今回はちゃんと来たな~。偉いぞ、青木」
「そろそろ穂並さんに付き合わないと絞められると思ったので」
「失礼な後輩だな~、もう。小春も混ぜて食べに行くのは初めてだねぇ。……小春?」

