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セイドレイ【完結】
第53章 落日
「...けけっ、悔しいかっ?悔しいのぅ??せっかく別人に生まれ変わったのにまさかこんなところで儂に会うとはなぁ??所詮、お前の人生などこんなものだっ!ほぅれ!ほれぇぇ!!もっと儂に喰らいつけっ!この雌豚がっ!!」

「...あっ!あんっ!あっあっあっ...あんんんんっ...!!らめっ...らめぇ.....あっ...んんんんっ...」

大川は亜美に覆いかぶさり、貪るようなディープキスで舌を捩じ込み絡め合う。
キスを交わす度に触れる髭の剃り跡の感触が、亜美に一層の被虐感をもたらす。

気がつけば亜美は自らせがむように、大川の首に腕を回していた。
膣の中で、亀頭が膨らむのが分かる。
それは射精が近い合図だ。

(ダメなのにっ.....どうしてこんなにっ.....)

「うっ...そろそろだっ...!お前の人生など、この儂が滅茶苦茶にしてやるっ!!何度でもなぁっ!ほれっ?!孕めっ!!孕めぇぇええええ!!!!」

「ダメっ...!お願いしますっ...あんっ!ダメぇ.........あっ」

次の瞬間、大川のドクドクと脈打つ肉棒から、滾ったザーメンが膣内に注ぎ込まれる。

「あっあっあっ...ああんっ.....いやぁ.........」

「...うっ、うぉぉ...おっ...おおっ.......ハァッ...ハァッ.....」



大川は愛液に塗れた肉棒をゆっくりと引き抜くと、そのままふんぞり返るようにして社長席に腰掛ける。

「.......いつまでそうしている?」

脚を拡げたまま、床で放心状態になる亜美に大川がそう声を掛けるも、返事は無い。

「.....さぁ、今から助けを呼ぶなり、儂を警察に突き出すなり、お前の好きにすればいい」

「.....え?」

亜美は床に寝転んだまま、大川の言葉に耳を疑う。

「ふっ...次は実刑が下るだろうなぁ。お前もそれで満足だろう?そうすりゃまた被害者ぶれるからな。生憎、儂は福祉なんざ全く興味は無い。それにこうしてお前にも復讐できたんだ。大人しく豚箱に入ってやろうじゃないか...」

「大川...さん?」

亜美ははだけた胸元を腕で隠し、上体を起こす。

そこには、先程までの猛々しさとは打って変わって、生気を失い肩を落とす大川の姿があった。
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