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処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第12章 夫の前で、堕ちる


 「いいのかい、本当に」

 高木がそっとミキの顔をのぞき込む。
ミキは恥ずかしそうに視線を泳がせながら、それでも小さく頷いた。

 「そう……じゃあ、見ててもらおうか」

 高木は優しくミキの髪を撫でながら、タツヤを一瞥する。
立ち尽くしていたタツヤを、手のひらで促すようにソファーへ導いた。

 「座って、タツヤくん」

 タツヤは興奮を隠しきれず、前かがみになってソファに腰を下ろす。
目が爛々と光り、ふたりの動きを一瞬たりとも逃さない。
ただの夫ではない、“覗き見る者”としての自分がそこにいた。
妻が今、目の前で抱かれるのに、だ。

 「立って」

 高木がミキの手を取り、そっと引き上げる。
向かい合ったその距離は近い。
羞恥に耐えきれず、ミキは視線を落とした。
高木はそっとその顎に指を添え、顔を上げさせる。
見つめ合う人の妻と男。
 
 「今日も……ミキって呼ぶよ」

 その一言に、ミキの顔が一気に火照る。
カーッと頬を染め、視線を泳がせながら口を開いた。

「た、タツヤ……もっと、暗くして……」

 照明が落ち、白熱球の明かりだけが三人を照らした。
それは淫らな夜の始まりに思えた。
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