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処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第11章 寝取らせ・再び


土曜日―――――

 タツヤとミキは、16時にチェックインした。
前回とほぼ同じ、キングサイズのベッドと小さなソファーが置かれた部屋。
二人はソファーに腰を下ろす。
緊張と不安。でも、前回よりはずっとましだった。

 タツヤが淡々と話し出す。

 「飯を食ってから、ロビーに高木さんを迎えに行く。ミキはその間にシャワー浴びて―――」
「待って。私も一緒に行く」思わず口をつく。

 「え?時間がもったいないだろ。高木さんに抱かれたミキを早く見たいんだよ、俺」

 タツヤの言葉に、ミキの頬がふわっと熱を帯びた。

 思い出す。あの日。
高木との行為のあと、タツヤにも抱かれた。
恥ずかしいくらい、淫らに乱れてしまった。
付き合い始めから結婚に至るまで、あんなふうに熱くなったことはない。

 けれど――記憶に濃く刻まれているのは、タツヤとの情事ではなかった。
高木から受けた、あの愛撫。いや、凌辱と呼ぶべき淫らな行為。
卑猥な言葉を何度も叫んだ自分。
思い出す、あの日以来毎日。

 「い、いいじゃない。べつに。女は雰囲気が大事なの」
少し拗ねたように返す。
ガツガツと行為を急ぐタツヤに、ほんの少し苛立ちを覚えた。
だけど―――
急いているのは、ミキ自身も同じだった。

 生理前の疼きなのか。
それとも――
 早く、会いたい……なのか。

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