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処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第5章 罪に濡れる

高木の低く落ち着いた声が、ベッドの上の静寂を揺らした。ミキは一瞬戸惑ったように目を伏せると、ほんのり赤らんだ頬のまま、小さく「……はい」と答えた。
その声はか細く、けれど拒む意思はなく、むしろどこか甘く許すような響きを含んでいた。
高木がゆっくりと腕を伸ばし、ミキの肩へと回す。
包み込むように、彼女の体を自分の方へと引き寄せた。
高木の体温がぴたりと肌に触れ、ミキの心臓が跳ねる。
距離はもう、ゼロに近い。
肩越しに感じる彼の呼吸、耳元をかすめる吐息。
そのすべてが、ミキの鼓動を速めていく。
「ドキドキしてる?」
そう囁かれた瞬間、ミキの身体はぴくりと反応した。
けれど、逃げようとはしない。
むしろ、ほんの少しだけ身を委ねるように、肩を預けた。
官能の予感が、二人のあいだにゆっくりと、けれど確かに広がり始めていた。

