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処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第5章 罪に濡れる


 何気ない会話が続き場の空気が和らぐ。
張り詰めていた緊張も、寝取らせに対して持っていたネガティブなイメージも薄れ、次第にミキは高木に心を許していった。
 
 一度だけ、とタツヤと約束した寝取らせ。
高木さんとなら私――――いつしかミキは覚悟を決め、その時が来るのを待っていた。

 そんなミキの覚悟を察知したのか、高木が徐々にミキとの距離を詰め始めた。

 「ねえ、俺もミキって呼んでいいかな」
「え?あ、はい」

 消えかかっていた羞恥が再び湧き上がる。
ただ名前を呼ばれるだけ―――
なのに、タツヤ以外の男、ついさっき会ったばかりの高木にミキと呼ばれるだけで胸がキュンと疼く。

 フフっと見透かしたように高木が笑う。
 「ミキ、もっと近くに寄ってもいいかい」

 

 
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