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処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第5章 罪に濡れる


 先に口を開いたのは高木だった。
やわらかい笑みを浮かべ、赤面したミキをのぞき込む。
 
 「すごく緊張してるようだね。心臓の音が聞こえるよ」
 「ご、ごめんなさい――あの……私、こういうの初めてで」

 二人きりになった緊張と恥ずかしさで言葉が上手くでない。
何をすればいいのかもわからない。
ミキはうつむいたまま、高木の視線を避けるように身体を丸めた。
フフと、高木が笑う。

 「じゃあ、少し世間話でもしようか。実は俺も結構緊張してるんだよ」

 同い年のタツヤとは違う、穏やかな口調にミキの鼓動が少し落ち着いた。


 「俺さ、単身赴任なんだ。と言っても、この街はもう少ししたら離れるけどね―――」

 高木はシステムエンジニアをしていると言った。
長期の出張が多く、一年中あちこちの街を移動しているという。
タツヤとミキの街にはいつもこの時期に二ヶ月弱、会社所有のマンションに滞在しているらしい。

 「仕事何してるの?聞いてもいいかい」
「あ、私は病院で医療事務を――」
「ああ、それは大変な仕事だね。残業結構あるんだろ」
「そ、そうなんです。月初めなんかもうピリピリしてます」

 
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