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処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第5章 罪に濡れる


 「ちょっと待ってよ、タツヤ君」

 落ち着いた口調で高木がタツヤを呼び止める。
 
 「確認したいんだけど――」
 チラリとミキを見た後、高木が続ける。

 「奥さんの事――僕の好きなようにしていいんだよね」

 妻の前で、夫のタツヤに――――およそ現実とは思えぬ高木の言葉。
その刹那、ミキの胸がキュンと疼いた。
自分には選択肢がない、まるでモノのような扱い。
なのに――――どうして

 「それは……はい。高木さんに任せます」

 一瞬の間を置きタツヤが頷く。
その表情には悔しさも後悔も感じられない。
むしろ興奮が増したかのような恍惚の顔。

 「そう。良かった。じゃあ、終わったら僕がロビーに行きますから」

 高木の笑みに見送られタツヤが部屋から消える。
ドキドキと高鳴る鼓動が背徳の時間の始まりを告げた。

 
 
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