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処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第4章 絶対条件

「タツヤ以外の男(ひと)とだなんて私、絶対無理。でも、だからってこんな事で気まずくなったり夫婦関係が変になるのは嫌。だから私――」
ドクドクとミキの心臓が音をたてる。
だめよ、だめだめ――言ったらだめ!だめだってば―――
躊躇いと理性がミキを止める。でも――決めたの
「だから私、一度だけ……タツヤのお願い聞くことにするわ。それで前みたいな二人に戻れるなら……でも、三つ条件があるの」
重苦しい空気が消え去り、パーッとタツヤの顔に生気が戻った。
「嘘だろ?おい、まじかよ」
身を乗り出し、目を見開きミキを見つめる。
まるで万馬券を当て大逆転したかのような驚きの顔。
「で、何?条件って」早く、早く言ってよとタツヤが急かす。
ミキが出した三つの条件――――
一つは、寝取らせの行為後もミキを嫌いになったり、夫婦関係が壊れるような事にならない事。
これにはタツヤは「約束する。嫌いになんかなるもんか」と素直に頷いた。
二つ目は、年内に子作りする事。
これにはタツヤは少々渋い顔を見せた。
タツヤは基本的にミキには逆らわない穏やかな気性なのだが、家族計画に関しては、早く子供が欲しいミキに一切譲らない頑固な一面があった。
子供は経済的にも精神的にも余裕ができる三十歳を過ぎてから―――そう主張するタツヤはミキとの交際以来、避妊具なしでした事が一度もない徹底ぶりだ。
「むう……わかったよ。ミキがそれでいいって言うなら――で、三つ目は?」
渋々といった感じだが、了承したタツヤ。目はギラつき興奮おさまらぬ様子でミキを急かす。

