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処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第4章 絶対条件


 タツヤが帰宅したのは午後五時少し前。
競馬でこてんぱんに負けたのだろうか、少し機嫌の悪そうな顔が余計に部屋の空気を重くする。

 こんな毎日――もう限界。タツヤのせい、全部タツヤのせいなんだから。

 「ねえタツヤ、ちょっといいかしら」

 ため息をつきながらミキが食卓へとタツヤを誘う。
険悪な雰囲気の中、あの日のようにミキとタツヤは向かい合って座った。今日は、目を合わす事なく恥ずかしそうにミキが切り出した。

 「あの話のことなんだけど……」
「ん?どの話?」
「ほら、私がタツヤの前で……って話」
「ああ……それだったら忘れてくれよ。もういいんだ」と不機嫌そうにタツヤが返す。なによその態度―――

 「一つ聞くけど、まだ同じ事思ってる?私が他の男(ひと)と……って」
「そりゃあ……いや、うん……まあ」「どっち?」
「……うん」と、タツヤが小さく頷いた。不機嫌そうな顔は消え、今にも泣きそうな情けない顔。
それを見てミキはふーっとため息を吐いた。

 「私ね、ネットで色々調べたの。タツヤみたいな人……寝取らせ願望って言うんでしょ?そんな人本当にいるのかなって」
「え?……まじ?」
「調べてびっくりしたけど――タツヤみたいな性癖が本当にあるっていうのはわかったの。わかったけど……私には理解できないし共感もできないわ」

 タツヤにとっては残酷なミキの言葉。返す言葉もなく黙るしかない。

でもね―――――と、沈黙の中ミキが口を開いた。


  
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